冬の風物詩、雪遊びの代表格「雪合戦(ゆきがっせん)」
「雪打ち」「雪ぶち」「雪つぶて」など、地域や世代によって呼び方は様々ありますが、
誰もがその名前を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

雪合戦の歴史はとても古く、始まりは鎌倉時代末期まで遡るのだとか。
江戸時代以降には、降雪後の代表的景物として俳諧などで盛んに詠まれていたようです。
今やその人気は、日本国内のみならず海外にまで広まり、連盟や連合が結成されるほど!
およそ30年前から公式ルールも制定され『スポーツ雪合戦®』という競技としても親しまれています。
なんと連盟公式のヘルメットがあり、雪の少ない地域や夏場でも楽しめるように玉も販売されているそう。
ちなみに雪球を作るときは、雪の適度な湿り気が必須!
「雪がボソボソで固まらないよ~」という場合は、水をかけたりヒーターで温めれば解決。
一定時間放置すると氷球になってしまい危険なので、作り置きせずすぐに遊びましょう♪
ところで、雪遊びをしている時に小さな虫を見かけたことありませんか?
あの虫は雪が降ると多く見られるので「雪虫」と呼ばれているのですが、調べるとどうやら同じ呼び方でも大きく2つに分かれるみたいです。
こちらが新潟でよくみられる雪虫。
正式には「クロユキノミ」や「ガガンボ」という名前の虫さんです。

もう一つがこっち。北海道や東北地方でみられるもので、白い綿状の分泌物をつけて飛ぶ小さな虫さんです。
雪の降り出す季節に無数に飛び立ち、それが粉雪の舞うようにみえるので雪虫とよばれるんだそう。
調べるまで知らなかったのですが、一般的な「雪虫」はこっちみたいですね。
同じ雪国でも違いがあるとは( ^_^;)
雪虫が多くなってきたら、しっかり雪が降ってくる合図。
積もった後は、みんなで一緒に雪合戦を楽しんでくださいね♪